夜間飛行

丸をください

顔面考察

最近16分割パーソナルカラーとか顔タイプを見るのがひそかなマイブームだ。「盛り耐性」とか「骨格ソフトクラシカル ラブリー 違い」とか検索して遊んでいる。つまり暇人なのです。

 

これによって、今まで「イエベ秋・骨格ウェーブ・子供顔」くらいだった自分の認識が、「ディープオータム、次点ディープウィンター・骨格ソフトクラシカル・顔タイプアクティブキュート・PDキュートアバンギャルド」まで広がりました。全部自己診断なので(だって、プロに診断してもらうとウン万円するんだもん…)、骨格とパーソナルデザインは怪しい。けど割とあっていると思う。いつかイメコンのプロに見てもらいたい。

 

ディープオータムなのがわかると、「なんでイエベ秋なのにオレンジとかブラウンでもしっくりこないリップがあるんだろう…」という疑問が氷解します。みんな大好き、KATEのリップモンスターを例にとると、イエベだしいけるだろ~と買った「憧れの日光浴」(鮮やかで透け感のある明るいオレンジ)はほぼ発色しない。定番色の中で一番暗そうな「パンプキンワイン」(オレンジよりのブラウン)もいまいち物足りない。

 

結局一番しっくりくるのは限定色でブルべ冬向きといわれる「501年熟成ワイン煮」(暗くてひたすら濃いボルドーよりブラウン)。イエベとかブルべよりも「とにかく暗くて濃い」が大事らしい。リップモンスターは全部の色テスター用意してほしい。店頭のカラーチャートだけを頼りに色選ぶのバクチにもほどがある。

 

顔タイプはアクティブキュート、実際のところわたしはアクティブでもなければキュートでもないのだが、顔の造作はアクティブでキュートな作りに分類されるらしい。目に力があって、いわゆる「盛り耐性」がある子供顔。盛れるのはすごくありがたいんだけど、わたしは思うの、「盛り耐性」がある顔って、素材のままで戦えない、余白に耐えられない顔なんじゃないかしら。

 

濃いメイクが似合うので化粧のし甲斐があるとも言えるし、顔の余白をなんとかして埋めないと人権がないとも言える。濃いリップと下瞼のアイシャドウで中顔面を短縮し、ともすると三白眼気味の目を大きめのカラコンで埋める。元の顔にある程度の圧力があるので、しっかりしたメイクや個性的な服に顔が負けない利点はある。

 

友達に、身長体重が大体同じで、おまけにイエベ秋という子がいるのだが、我々から受けるイメージはかなり違っている。骨格のせいかな~と考えていたけれど、よくよく考えたら骨格だけじゃなくて顔タイプも正反対だし、16分割パーソナルカラーも違う。

 

わたしは盛り耐性ありの子供顔で、彼女は盛り耐性がない大人顔(多分ソフトエレガント)。二人で並んでいると、同い年に見えない時もあるらしい、すがすがしいほどの正反対具合である。確かに色を付けるのではなく、まつげや眉毛に力を入れている。素材の良さで殴り込みをかけられるタイプ。多分彼女のメイクをわたしがやると、「今日メイク忘れたの?」状態になる。そして彼女がわたしの暗いリップ、カラコン、太いアイライン、なんてやった日には(想像つかないが)、顔面の散らかりが大変なことになりそうだ。

 

パーソナルカラーも違う。わたしはさんざん言った通りとにかく濃く、暗く、のディープオータムで、友達は多分だけどストロングオータム。原色に近いような、赤や青の鮮やかな色が似合う。そんなこと何もしらない友達が、去年の夏に上下パステルカラーの服(上ライトグリーン、下ピンクのスイカバー配色)で学校に現れたことがあるのだが、やはり鮮やかな色の服のほうが似合っていた。パステルカラーが色あせているように見える。ちなみにわたしがパステル着ると、肌のくすみがとんでもなくひどく見える。必要以上に色黒に見えてしまう。我々オータムにパステルは鬼門のようだ。

 

そのあたりが理解できるようになって、無性に人を食べました…な新しいリップが欲しくなってしまった。この手のリップは国内のプチプラブランドには少ないのですが、良さそうなのがありました。フーミーのリップスティックのwant 。国内ブランドではなかなか見ない濃さ。大体、春というのはツヤ感があって明るい色のコスメが売りに出されますし、それがふさわしい季節ではありますが、今年の春は濃く暗く、これで行きます。

♡愛のある生活♡

岡崎京子の「pink」に、ハルヲが朝、目覚めたら居候をはじめたユミが朝ごはんを作っていて、それを食べたあとユミに見送ってもらう、というシーンがある。ハルヲは家を出て大学に向かいながら、「愛のある生活してるみたいじゃん」とひとりごちる。

 

春休みのわたしは最近ものすごくひまで、家族は会社員の父親と受験生の妹と転職活動中の母親とトイプードルで、みんな忙しそう。なので週の何日かは自分が晩ごはんを作っている。

 

4時になったら洗濯物を取り込んで、トイプードルと散歩に、近くの公園に行く。菜の花がたくさん咲いていて、暖かくて、ずいぶん日も伸びて、こんなに穏やかな気持ちで春を迎えられたことに、少し驚く。いままでわたしを追い立て、追い詰め、苦しめ、疲れさせてきた諸々から離れた暮らしは穏やかだ。

 

穏やかな代わりに、刺激もないので、早晩ボケがきそう。あまりに穏やかすぎて、生きている感じがしない。でも、この生活を続けたら、生きている感じ=心臓に悪いくらいのドキドキだと思っている、悪癖が治りそうだ。

 

散歩から帰ってくると、お米を研いで、買い物に行く。大体、「なんとなくこれが食べたい」と思うものがあって、自分の独断でメニューを決める。ある時はすね肉を1時間根気よく煮込んだビーフシチュー(ブーケガルニと赤ワインもちゃんと入れる)、ある時はトマトとアボカドとモッツァレラチーズの冷製パスタと鯛のカルパッチョ、あるいは大戸屋の「かあさん煮」のパクリごはん、といろいろ作っている。ちょっと前までのりんごの皮がきれいに剥けなくて、彫刻の削りかすのようなものを生み出していたわたしはもういない。

 

買い物から帰ってくると、ちょうどいい具合にお米が水を吸っているので炊飯開始。料理を作りながら家族の帰りを待つ。ごはんが炊ける頃にみんな帰ってきて、おかずも出来上がってくる。トイプードルにもご飯をあげる。このトイプードルはグルメなトイプードルで、ドックフードだけでは食べてくれない。なのでゆでたブロッコリーや鶏肉を入れてあげる。

 

帰ってきた母親は、「仕事から帰ってきたときに、家にご飯を作っている人がいるのは、いいね」と言う。そういう話を聞きながら、専業主婦も悪くないな、と思う。キャリア志向の人からは下に見られがちな専業主婦だが、確実に家に温かみを齎している存在。

 

先述のハルヲくんは、一人暮らしのボロアパートに闖入してきたユミのご飯に「愛のある生活」を感じている。みんなが帰ってくる前に、温かい出来立ての食事を準備することに、わたしは愛の所在を見出し始めている。

 

アイロンがけや凝った料理やお菓子を作るのが好きなので、わたしは多少なりとも専業主婦の適性がありそうだ。理不尽な客や責任を負うことが嫌いなので、ますます適職な気がする。

 

しかしながら、専業主婦への適性以外のわたしのすべてが、専業主婦、ひいては結婚生活に向いていないのではないか。

 

第一、わたしは男の人の愛情とお財布より、自分のほうがまだ信用できると思っている。自分もそこまで信頼に足る存在ではないのだが、自分のことは自分が責任もって動かすことができる。そして、他人はどう動くのかわからない。

 

「この人に一生付いていくわ♡」と結婚するところまでは、よい。でも、頼りの旦那に不倫されたり、DVされたりしたらどうするのか。離婚して、スキルも経験もないまま、社会に放り出されるのは嫌だ。だからといって、不倫を見ないふりしたり、暴力に甘んじて生活を維持するのも無理だ。

 

誰だって「自分たちは大丈夫♡」と結婚するのだ。はじめから離婚前提で結婚する人はそうそういないのではないか。それでも日本は三組に一組が離婚するとかしないとか。そんな世の中だったら、絶対に自分の食べる分は自分で稼ぐしかない。夫婦といえど、しょせんただの他人。他人をあてにしては、いけない。わたしは自分の稼ぎで絶対猫足バスタブのある家に住むし、ロッキンホースバレリーナを買うし、オールドイングリッシュシープドッグと暮らします。

 

そして、自分が好きなタイプの人と一緒に住むと、確実に生活が破綻する。一緒にいるとこっちまで痛い目みそうな、めちゃくちゃな生き方をしているカオスな人間が好きである。そしてこういう人とは絶対に結婚したくない。これは人生の最小行動単位が一人であるからこそ、一緒にいて面白いのであって、絶対にニコイチ、運命共同体にはなりたくない。

 

あぁ、わたしは温かいごはんという形の愛を、誰にどう向けていけばよいのでしょう。うちの可愛いトイプードルでしょうか、家族でしょうか、自分自身でしょうか。自分のためだけに、ビーフシチューを煮込める、そんな大人になれるでしょうか。

 

午後5時のガブリエル

先日(とは言っても、これは大昔に全部書いたのに放置していたものなので、本当に大昔の話、去年の初夏)シャネルのガブリエルエッセンスという香水を頂きました。ミツコの話をしたらこちらの話もしないと個人的に気が済まないのでお付き合いください。

 

わたしの香水の原点は母親がくれたミニチュアのレールデュタン(新婚旅行先のイタリアで貰ったものらしい)なんだけど、当の母はシャネルを愛用しています。たぶん一番好きなのはアリュール。気合入れるときにつけてる。アリュールの綴りをフランス語読みできなくて何度訂正してもあるれ!あるれ!って言うやつがいる。最近いちいち直すのが面倒だからほっといてる。そんな感じで№5と№19も持ってるようです。個人的に№5よりも№19のほうが好き。いい匂いだし液が薄黄緑色できれい。この話を母にしたら「№19のほうが若向けだからあなたの感性は間違っていない」とのこと。まだわたしには№5は早いみたいです。

 

それにしてもシャネルの香水瓶はチャンス以外どれも四角い。比率の差はあれどどれもプールオムもプールフェムも角がピシッとした長方形。なんでチャンスだけ円なんだろう。チャンスのモデルさんがぐるぐるするCM好きだけどさ…個人的に香水瓶を見るのが好きで、それこそレールデュタンの鳩がのっかった瓶とかゲランの逆ハート型の栓とか、金ピカユニコーンが載ってるファンタジアとか、そういう凝った意匠の瓶の香水ばかり持っているのでこの四角いボトルがシンプルなんだけどかえって新鮮な感じがする。

 

ミツコが割と一人で生きていけそうな人っぽい匂い?だとするならガブリエルエッセンスは愛!って感じの匂い…?抱えきれないほど愛でいっぱいの花束。というと聞こえはいいですが、花の盛りには、もうじき枯れてしまう儚さの美、淡い死、を感じてしまいます。

 

Diorのジャドールに似てる雰囲気。ミツコもガブリエルも至高のエレガンスだけど、エレガンスの方向性が違うみたい。どっちも好き。もうほかの香水いらないレベルで気に入っている。一生大事にします。

近況報告2023.3.1

暇である。バイトの日以外特に何もやることがない。でもお金もあまりないのでそう遊んでいられない。暇だ。

 

暇なので先々週、一年ぶりくらいにカラオケに行きました。もちろん一人です。長髪パーマピアスのフルコンボ、見るからにダメそうなかっこいいお兄さんが受付をしてくれます。見るからにダメそうでしたが、それなりに部屋数があるロードサイドの店舗を一人で回しているようです。ワンオペなので二階で部屋の掃除をしていても呼ばれたらレジに走らないといけない。平日の昼間のカラオケというのはわたしのような暇してる大学生だけでなく、リモートワークのサラリーマンとかおじいちゃんおばあちゃんでまあまあ賑わっている。ダメそうな見た目なのにちゃんと仕事していて、図らずも感心しました。

 

わたしはダメそうだけどダメじゃない人間が好きです。やることやった上でダメそうな見た目をしている人にギャップ萌えを感じる始末の悪い人間なので、こういうお兄さんがおじいちゃんのお会計を手伝ったり、お部屋のモニターの電源を入れたりと立ち働いているのを見るのが好き。やっぱり人間は一癖あるほうが魅力がある。こういうことをほざいているうちは、安定した幸せなんて一生手に入りません。でも、まだ若いし、自分の口を自分でまつれていれば、別にいいかなと思っています。

 

暇を極めているわたしを見かねて、母親がハンバーグ屋さんに連れて行ってくれました。このお店はランチのハンバーグが1500円くらいで、サラダとデザートの食べ放題が付いてくる、最高のお店なのだ。サラダもたくさん種類があるし、定番デザートのコーヒーゼリーには、クリームを好きなだけかけていい。まさにこの世の楽園なのです。

 

このお店、ちょっと前まで掃除が行き届いてなくて、客の見えるところにGホイホイが置いてあったり、ジェラートの入れ物の裏側でGが死んでたりと耐えられない、許しがたい状態でした。どうしてもこれが嫌で家族でここに行く、となったときは自分だけ留守番したり友達と遊ぶ予定をいれたりしたのだが、久しぶりに来たらクレームが入ったのかずいぶん清潔になったので、楽園度合いが高まった。

 

店内にはモニターが付いていて、ハンバーグが焼かれている様子を観察できる。ここのハンバーグは多分つなぎがほとんど入っていなくて、あらびきのお肉のおいしさをダイレクトに楽しめる。本当においしいのだ。ソースではなくて、塩で食べるのがおいしい。テーブルにお肉を運んでくれる店員さんが塩で食べるのおすすめですーみたいなことを言いながら鉄板の端に塩を盛ってくれる。ここの鉄板はオジサンがデザインされていて、どの店員さんもオジサンの顔の上に塩を載せる。シュールな光景が鉄板に広がる。

 

鉄板のデザインの話をするが、わたしはオジサン模様が割に好きだ。たまに、牛の模様の鉄板で出てくるお店があるが、これが苦手。生き物を殺して生きている、そうしないといられない人間(というかわたし)の愚かさ、業の深さを突き付けてくるからです。お肉を食べることはエシカルではなさそうだ。でも、わたしはお肉を食べることをやめられない。現代の消費者として見なくて済んでる、生き物がお肉になっている、という事実を、牛の模様の鉄板はおいしそうなステーキやハンバーグを載せてわたしに訴えかけてくる。こういうことを考えて出すとせっかくのお料理をおいしく食べられない。なので、顔に塩をすりこまれたオジサンのシュールさを笑うほうが、非常に気が楽なのだ。

 

ハンバーグとクリーム満載のコーヒーゼリーを賞味しておいてどうかと思いますが、暇で気持ちにゆとりがあるのでダイエットを始めました。「あすけん」という食事と体重、運動量を入れるアプリをインストールしました。食べ物のカロリーを可視化したので、食べるのは一瞬のカロリーを消費するのがどれだけ大変なのかわかってしまいました。

 

今までの食生活を振り返ると、そりゃ痩せないわな、といった気持ちになります。おやつにバッカス(一粒約30㎉、10粒入り)をひと箱食べ、お昼はチーズ牛丼(約900㎉)、夜ごはんを普通に食べた後、デザートのロールケーキ(一切れ約200㎉)といった具合。わたしは基礎代謝が約1250㎉でおまけに運動嫌いなので、そんな食生活していたら一生痩せません。ハイカロリーのものを食べるのが恐ろしくなり、バイトの日に食べていた大好きなチーズ牛丼ともお別れです。最近はパスタサラダとかいう虚無のようなものを食べています。

 

先日どうしても抹茶クリームフラペチーノが飲みたく、片道40分歩いて最寄りのスタバに行きました。一応カロリーは気にして低脂肪乳にして、シロップとホイップクリームを増量してもらうカスタムも我慢しました。増量ホイップがデフォルトなので、フラペチーノの上にちんまりと乗せられたホイップクリームの少なさに悲しくなります。低脂肪乳だからなのか心なしか味も薄い。それでも往復80分の歩行でやっと帳消しになるほどカロリーが高いのです。ちょっとむなしいので、それなら遠慮なくシロップも増量で一番甘いホワイトモカにして、ホイップクリームも遠慮なく増量して、上からチョコレートソースでもかけてもらえばよかった。中途半端にカロリー気にするのが一番ダメかも。

 

さらに今日、どうしてもアンジェリーナのモンブランが食べたく、わざわざ買いに行ってしまいました。この物価高のせいなのか確実に値上がりしている。わたしはオリジナルサイズという、本場おフランスの大きさのが好きなのだが、高いので小さいサイズにした。1つ約750円なり。高いねぇ。でもわたしはここのモンブランが大好き、この世の甘い食べ物の中で一番好き。モンブランというかクリームの塊じゃねーかという話だけど、本当に愛してる。こんなもの食べて瘦せる気は本当にあるのだろうか、まぁ母親と半分こしたので許されるであろう。

 

「アンジェリーナのモンブラン大好き♡」とやっているせいで、モンブラン全般が好きだと思われることが往々にしてあるのだけど、普通のモンブランはあまり好きじゃない。なんならケーキ屋さんにおいてあっても絶対に選ばない。土台の部分がモスモスしていて食べるの疲れちゃうから。やはりアンジェリーナの、土台がメレンゲでできているのが好き。

 

誰に何を言われても一向にやせる気にならなかったわたしですが、自分に甘くてスタバもモンブランも我慢できないわたしですが、今回は割と真剣に結果を出したいと思っています。もう下半身太りとはおさらばしたい。とりあえず毎日目標カロリーの消費まで運動して、野菜と鶏のささみをたくさん食べています!今日のお昼ご飯はささみ3本とトマトときゅうりとお豆腐のサラダでした!

 

なぜ、今回痩せようと決意したかと申しますと、ロリィタ服を買ったので、これが似合う人間になりたいと思ったためです。6歳児からの夢だったロリィタをこの前体験スタジオで着てみて、これで満足だろうと思ったけど見通しが甘かった。たっぷりのフリルとリボンとレースにうずもれる幸福に、わたしはもっと浸りたくなってしまったのです。コーディネートの要であるジャンパースカートを買ってしまったので、後戻りできません。財布が痛いです。それでも幸せです。

 

こういうことをしているので、また一歩、もしかしたら一歩どころの騒ぎではないかもしれないが、男ウケから遠ざかってしまった。この前中学の同級生の男子に会ってきたとき、「もっと普通の格好していれば普通にモテそうだし、俺が付き合ってあげてもいい」という旨の失礼極まりない、わたしの生き方全否定のお言葉をいただきました。(彼について記事を書こうと思っていたんだけど、悪口は書いてて疲れるので書きかけのまま放置されている)

 

大体、「普通」に生きているのにさんざん欲しがっている恋人一人も作ることができず、「Tinderで女漁りでもしようかな笑」とかほざいている、Tinderですらひとつもマッチできない人に、そんなこと言われても何も響きません。女をなめるのも大概にしたほうがいい。そういう童貞しぐさ(失礼!でも彼のこういう部分は、世の中の童貞全体の印象を悪くしているとは思う)は、よくないし、Tinderの子にもリアルの友達にもバッチリ見抜かれていると思うぞ。学歴と身長はあるのにね。

 

こういう人にあれこれ言われるたびに、わたしの、「普通」への反骨心は燃焼するのです。大したことしているわけじゃないけど、「普通」に生きることでゲットできる、「普通」?の彼氏とか友達とかいらねぇから!覚えときな!そんな周りを見て、必死に合わせてなんとか偽りの自分を気に入ってくれる友達、恋人を作って安心する人生なら、一生ひとりでいいです。まぁ、こういう思想を、少しでもいいなと思ってくれるひとは、多少はいるでしょうから、この同級生に気に入ってもらえなくても結構。

 

話がそれましたが、デブがロリィタを着ることを「ドスロリ」(ドスコイロリィタ)、「ピザロリ」と言うそうです。別にどんなに太ましい他人がロリ服着ていてもどうでもいいのですが、わたしは他人に「そこにピザロリがいるな」とか思われるのはごめんです。大量のフリルと膨らんだスカートというただでさえ膨張気味の服ですから、体の体積を少しでも減らして着たい。誰になんといわれても全く痩せる気にならず、三日坊主でダイエット終了していたわたしが、曲がりなりにもダイエットを続けているのは、こういう動機があるのです。

 

そしてロリィタを始めるのはお金がかかります。出かける装備を整えるのに何か月かかるかしら。ジャンパースカートだけじゃなく、ブラウス、頭物、パニエ、靴、カバン、靴下がいります。パニエとか見えないところは安く済ませるつもりですが、せっかくですから頭物やブラウスはロリィタブランドのものが欲しい。着たいテイストが「懐古ロリィタ」という、90年代から2000年代初頭の甘ロリなので、ヴィヴィアンウエストウッドのアクセサリーも取り入れたい。さすがにロッキンホース・バレリーナ(木製の厚底の靴、10万円)は無理なので、バッグを狙っている。卒業旅行に向けて毎月貯金しているので、自由に使えるお金なんてあまりないのです。ちまちま揃えていきます。だれか買ってくれないかな。

 

灰になるその瞬間まできれいな布に包まれていたい。それが「若草物語」と評されたタックがたくさん入った生成のワンピースでも綿紅梅でできた葡萄柄の紫色の浴衣でもメリージェニーのチャイナワンピでも紺地に菊模様の着物でもBABY,THE STARS SHINE BRIGHTのトーションレースがたっぷり飾られたジャンパースカートでも、とにかく自分が可愛いと思っている服を着ていたい。この世の中、自分が自分であることだけが不変だから、他人のことを気にしている余裕なんてないのです。

アップルパイ

バレンタインである。非キリスト教国資本主義経済社会に乗っかって、今年もアップルパイを焼きました。

 

なぜチョコレートではなくアップルパイなのかというと、「チョコをたくさんもらって食べ飽きたころに出てくるアップルパイはポイント高いだろう」という計算をした結果です。女子高のバレンタインはお菓子が飛び交うから、普通にチョコだと埋もれてしまうのです。もうこんなあざとい目論見をする意味はどこにもないけど、惰性で今年も焼いた。そう、惰性。今年はお菓子をプレゼントすべき相手もいない(もう彼氏のためにバレンタインをやるのはたくさんだ)。実家住まいもあと1年くらいになりそうな娘として家族のために、そして毎回焼くだけ焼いて、自分の口にはついに入らないわたしのために、惰性のアップルパイをつくった。

 

嘘です。父親にあげると来月ゴディバか何かになって帰ってくるからです。惰性には投資の意図も混ざっています。

 

高2、大2に引き続いて人生で三度目のバレンタイン・アップルパイは、牛乳400mlと卵黄3つ使ったカスタードクリームをこれでもかと敷き込み、その上にりんご2個分のフィリング(シナモン・レモン・バターを入れて、コクと酸味を出している)をどっさり入れて、さらに大きめに切ったりんごのコンポートを載せるといういまだかつてない超豪華三層仕様。年を重ねるたびに豪華になっていく。

 

さっき家族で食べたんだけど、切り分けるとカスタードクリームがあふれ出してくる。コンポートも歯ごたえがいい感じだ。フィリングもしっかり煮詰めた甲斐あってりんごのあまみがぎゅっと濃縮されている。一切れ(四分の一)800円くらいで売りたい。手間も材料費もかかっている。ただし愛情はプライスレス。プライスレスだからわたしはアップルパイを焼くし、手間は惜しまない。

 

高校2年生の時はパイを2ホール焼いた。1つは先生と友達に配る用、もう一つは彼氏用。一口サイズのお菓子をみんなに配る子も多かったけれど、わたしは仲良しの子や「推し」の先生にリソースを集中投下する戦略。前日の夜10時過ぎから焼いて、2時ごろまで掛かって焼き上げた記憶。この時はまだ煮たりんごを詰めただけのシンプルなパイだった。

 

ケーキを入れる箱に入れて学校まで持っていく。駅から学校までの道にも、わたしと同じようにお菓子を入れた袋を持った子たちが何人も歩いている。学校につくとそこは祭りであった。わたしの担任は当時20代で、女子高基準ではかっこよく、さわやかな感じで他学年、他クラスの子たちから大モテにモテている。(残念ながら自分が担任やってる生徒にはモテないようである。)うちのクラスに知らない子たちが押し寄せてくる。

 

廊下では、生徒からの信頼の厚い現代文の女性の先生が両手にお菓子を大量に抱えながら歩いている。多分この日誰よりもお菓子をもらったのはこの先生だろう。歩きながら先生の腕にはどんどんお菓子が増えていく。自分の受け持ちの生徒からは全くモテないわたしの担任をしり目にがははは!!!と楽しそうに笑っていた先生。

 

タッパーに詰めたクッキーを配って歩く子、チョコレートの大袋からみんなに分けてくれる子がいる。意外な子から手の込んだものをもらったりする。コロナ禍の女子高生たちはどうしているのだろうか。お菓子交換で盛り上がる学校の雰囲気が、大好きだったし、話を聞けば阿鼻叫喚トラブルの元にしか思えない女子大生のバレンタインよりもずっと平和で楽しかった。

 

わたしの「推し」の先生は、バレンタインにお菓子をくれた生徒の名前を控えていて、ホワイトデーにお返しをくれる、ようだった。しかしホワイトデーの日、わたしはお返しをもらうことはできなかった。どうやら自己申告制で「お返しください!」と言わないともらえなかったようだ。わざわざ放課後に残って自習しながら待っていたわたし、いじらしいしかわいそうすぎる。奥ゆかしい乙女をなんだと思っているのか。そんな催促なんて厚かましいこと、できるか!!

 

当時の彼氏にもパイをあげた。放課後にドトールで待ち合わせをして。月一回しかデートしない間柄だったが、今思うとなかなかかわいらしい恋をしている。たしか弟にさんざん自慢しながら食べてくれたらしい。お返しに一年目はクッキーの詰め合わせ(うちの父親に全部食べられた)、二年目はお手製のお菓子(これも父親に大方食べられた)をもらった。今思うとなかなかかわいらしい趣味をしている。彼がこのブログに登場するたびにいつも言っているが、どうかわたしのいない街で幸せに生きていてほしい。

 

あの頃みたいな素朴なバレンタインはもう二度と戻ってこない。女子大生のバレンタインはほんとにろくな話を聞かない。

 

友達の「彼氏が最悪!お返しにドンキで好きなものなんでも買っていいって最悪すぎん?元彼はDiorだったよDior!!!!」という魂の怒りに本気で同情し、一緒に怒っている。多分だけど、彼女はプライスレスの愛情をプレゼントしている。返してもらうものの金額自体はそこまで気にしていない。ただ、「何をあげたらこの子は喜んでくれるかな」と考えてくれる時間が欲しいのだ。それだけなのだ。その正解が彼女の場合Diorのリップだったわけであって。

 

「自分のことを考えてくれた」なら彼女の普段の言動を振り返って好きなものやほしいものが見えてくる。「好きなものをなんでも」というのは寛大なようで、相手のことを考えることを放棄している。彼氏をただの財布視している人はそれでいいのだろうが、そうじゃない人は、そうはいかないようだ。なんだかきれいごとのようだが贈り物の本質は値段じゃなくて、ハートだ。君のハートこそプライスレスで、彼女が求めてやまないものであると、もしかしたら彼女へのお返しに頭を悩ませている人がこれを見ているかもしれないので、何かのヒントになればと書いておく。あと元カノとかお母さんとかと比較するな。

 

去年のアップルパイはグラニースミスの「イングランド・カスタード」に感動したので、カスタード入りを焼いた。これも夜から作り出し、途中で卵がないのに気づいて近くのドラッグストアまで買いに行き、これもまた深夜まで掛かって作った。年1で作るか作らないかレベルなのでちっとも段取りがよくならない。前はダイソーに売ってたはずのパイ皿が売ってなくて、仕方なくタルト型で焼いた。母親が大昔から使っているもので、「Made in W.Germany」の刻印が入っている。これを見るたびに、西ドイツとかソ連が当たり前に存在していたそう遠くない時代に、ちょっぴり思いをはせる。

 

次の日、太平洋ベルトの、彼が住む街まで届けに行った。品川駅で、はじめて乗る私鉄の乗り方が分からずに大混乱した。どう改札を入って、どの電車に乗ればいいのか混乱しながら、みんな「特急」とか「快特」に乗っていて、こんなに特急料金を払う人がたくさんいるなんて、やはり東京はお金持ちが多いんだなと真剣に思った。この電車の「特急」とはJRの「快速」くらいの意味のものであることに気づくのはしばらく後のことである。

 

海なし県民だから、駅を降りた瞬間海が近いのだと気づく。海は見えないが、海が近いとわかる。リゾート地とは違う、工業地帯の海の匂い。わたしは太平洋ベルトの匂いと呼んでいる。電車から見える地形、川の雰囲気、空の色、どれも海なし県とは違う。おそらく今後一生わたしは関わり合いにならないであろう街だが、太平洋ベルトの匂いだけは覚えていると思う。

 

ちなみに去年の2月14日は友達とスキーに行っている。一昨年の14日は山登りをしている。今年の14日は、一昨年のこの日に友達になった子と、「友達になって2年記念日」と称したふざけた記念日としてフレンチを食べに行く予定だったが、彼女は今とても頑張っていて忙しそうだ。フレンチは春までお預けだろう。時間がたつのはあっという間だ。どんどん自分も周りも変わっていく。わたしの惰性アップルパイは、不変でいられるのだろうか。

 

 

ロリィタを着た日

わかる?この高揚感。たっぷりのフリルとレースとチュールに包まれる高揚感のことだよ。

 

6歳くらいから憧れにあこがれていたロリィタを着てきた。

「わがままファッションガールズモード」という古のDSのソフトがある。セレクトショップの店長としていろんなブランドの服を仕入れ、客に売りさばく、というゲームだ。6歳女児のわたしはこれに大いにはまり、昨日まで英国テイストなんちゃって制服をメインに売る店だったのに急にチャイナジャケットとギャルブランドのミニワンピを売りはじめ、今までの顧客を困惑させたりして遊んでいたのだ。

 

でね、この甘ロリのブランドがマーブルリリーで、ゴスロリが確かレイヴンキャンドルとかいう名前だった気がするんだけど、6歳女児はこのロリィタによって、この世にはこんなふわふわのふりふりの服が存在することを知ってしまった。折から土曜9時の「デカワンコ」っていう、多部未華子が鼻が利くロリィタの刑事というなかなかキャラの立った役で出てたドラマをやってて、ますますロリィタかわいい!ってなった。

 

当時茨城県北に住んでて、週末のお出かけ先はイオンモール内原(通称・ウチジャス)だった。前書いた気がするけど、イオンモール内原には何でもあった。しかし、ニッチなものは何もなかった。ニッチなものを必要としない人にとっては「なんでもある」イオンモール。残念ながらここにロリィタはなく、6歳女児は母親が買ってくれたユニクロのフリースで生きていたのだ。

(この前久しぶりにイオンモール内原の前を通りかかったのだが、間違いなく前よりも建物が大きくなってる。茨城県民の需要を取り込んで、イオンモール内原は健在だった)

 

mitukonuit.hatenablog.com

 

このころからわたしはかわいい服が着たくて、ことあるごとにメゾピアノとかポンポネットとかの、パステルカラーのフリルが付いた服をねだっていた。しかしながらうちの母親はこの系統の服が嫌いで(多分キツイ性格の同級生の親の、性格と歯並びが悪い娘が着ているから)、わたしの願いもむなしくGAPのパーカーと、GAPのラインストーンが付いたデニムのスカートで小学生してた。この反動で、今は裾にフリルがついているワンピースとか、でかい襟がついた服ばかり着ている。「年相応の落ち着いた服を」と親に言われるが、知ったこっちゃない。

 

今はパーソナルカラーとか見るようになって、(多分、というかどう見ても)ディープオータムのわたしはパステルカラーなんぞ鬼門中の鬼門で、絶対選ばないのだから、パーソナルカラーという概念が存在しない時代に好きなだけ着ておくべきだった。今でも(最近見ないけど)メゾピアノとかシャーリーテンプル着てる小さい子を見ると、うらやましくて胸がぎゅーっとなる。

 

人間死ぬときはやったことで後悔するんじゃなくて、やらなかったことで後悔するらしい。小さい時のことを思い出していると、みんな履いてたビジューが付いたキラキラのサンダル↓(こういうの)

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をわたしだけ買ってもらえなかったこととか、友達と水族館に行く日にどうしてもスカートをはきたいといっても「みんなズボンだよ」と根拠のない説明でズボンを着させられ、結局わたし以外みんなスカートだったこととか(この日の写真がアルバムに残っているが、すこぶる不機嫌そうだ)、ついに買ってもらえなかったたまごっちを妹はすぐに手に入れて、早晩壊してしまったこととか、確かに「できなかったこと」をたくさん覚えている。

 

やはり、やりたいことはやったもの勝ちなのだ。死ぬときにこれもやりたかった、あれもできなかった…と思うのは嫌だ。わたしはもう大人なので、親の好みに合わせる必要もない。

 

前置きが長すぎるけど、こういう気持ちもあり、21歳の自分への誕生日プレゼントと、就活を終わらせ、学期末の課題を全部やったごほうびとしてロリィタを着てきた。世の中にはわたしみたいな人の需要を満たす、ロリィタ体験のお店がある。それぐらいきっと許される。大学のキャリアセンターの人に、「自分にOKを出すことも大事よ」と言われたことがある。OKサインとして着るロリィタだ。

 

感想としては、いろいろあるんだけどひっくるめて「遺影はこれでお願いします」。

 

初めに着たいものをたくさんの衣装の中から選んで、着た後にメイクとヘアセットをやってもらって撮影、といった流れ。わたしは「エリザベスジャンパースカート」なる赤い無地の、レースがこれでもかと縫い付けられたものを選択。たぶん「下妻物語」の観すぎの人たちはこれか、真っ白なワンピースを選ぶと思う。

 

お洋服がとても重い。いい生地をたっぷり使っているのが分かる。パニエをはいて、スカートがふんわりと膨らんだのを見て、本当に、心から感動した。血沸き、肉躍る、そんな思いをしたのはいつぶりだろう。わたしがやりたかったのはこれだ。ここには一般常識とかコスパとか男ウケとかそんなつまらないものは存在しない。バラの模様の飾りも、ブラウスのレースでできた姫袖も、あごひものついたボンネットも、ため息が出るほど美しい。世界にはこんなにきれいなものがあるのか。この世界は思いのほかいい世界だ。店員さんに助けてもらいながら背中の編み上げのひもを締めてもらって完成。歩くたびにスカートがぷかぷか揺れる。最高だ。

 

そのあと、メイクをしてもらったのだけど、このメイク技術がすごかった。目の大きさ2倍になる。わたしはアイライン引くのが苦手で、目じりにしか引けない。なのでまつ毛が生えてる粘膜まで埋めて、目じりも長くしっかりきれいに引いた己の目を見て、目の大きさがとんでもないことになっているのに驚愕した。おまけに濃い紫?のシャドウを三角ラインに入れてもらって、目はますます大きく…自分では再現できない。びっくりしていたら元の目が大きいからよ…とさりげなく褒めてくれる。なんだか申し訳ない気分になった。

 

ここまでくるともう別人である。他撮りだとスタイルの悪さが丸わかり(身長がいつもより低く見え、頭も顔も大きく見える。姿勢が悪いのと、丸顔が強調される色味のメイクと髪型なのが効いている)だが、自撮りだと加工なしでもんのすごいキュートな人間になる。ボルテージ上がりすぎて普段あまり触らないインスタに写真投稿した。ストーリーも上げた。日傘持ってる写真、もしわたしが死んじゃうことがあったら(まだまだ死ねないが)遺影にしてほしい。わたしの遺言は、死に装束の上から一番好きな紫色に大きな牡丹の模様の着物を着せてほしい、骨はダイヤモンドにしてほしい、だったが注文がひとつ増えた。

 

ロリィタは着物に似ているかもしれない。帯を、リボンをぎゅっと締めるときの背筋が伸びる感じ、きれいな布をたっぷり身にまとう幸福感、好きや可愛いの結晶を着る満足感。手間とお金のかかるところ。他者の思惑を差しはさむ余地のない最高の自己満足。

 

本当に幸せな時間だった。ほんの一瞬、わたしを通り過ぎて行っただけのロリィタだが、きれいなもので武装する喜びを味わわせてくれた。どうしてくれよう。

もうすぐ春休みだね!!!!!!

もうすぐ春休みだ。

春休みまでに手つかずのレポート2本書いて、ゼミの資料も作らないといけないのだけれど、春休みは近い。うれしい。

 

ジェルネイルのキットを注文した。レポートの締切日の翌日の午前中に届くようにした。楽しみ。上達したら、セザンヌが描いたお花みたいな、油絵みたいなネイルにしたい。わたしは前に、タトゥーを入れようかと考えたことがある。太ももにワンポイントで赤いバラの花一輪。ファインラインの。世の中でタトゥーを入れる人というのは、何らかの意味を込めて入れるらしいのだが、わたしは体にお花が咲いていたらかわい~だろうな~くらいにしか考えていない。結局温泉と体に咲く花を天秤にかけて、温泉を選んだが。次の春には、爪を花いっぱいにしたい。かわいいから。

 

ロリータ体験の予約を入れた。前からやってみたかったのだが、勇気とお金が足りなかったのだ。己の誕生日が近いので、自分へのプレゼントとして予約をしました。ちなみに家族には電動歯ブラシをリクエストしました。着るお洋服は当日選ぶ仕組みで、先客がいたら自分のお目当てが着られない可能性もあるらしい。「下妻物語」に出てくるような赤いジャンパースカートが残っていればいいな。ボンネットもかぶってみたい。楽しみすぎて当日つけてカラコンも買った。ホテラバっていうサイトが安いし、当日発送してくれるのでおすすめ。正式名称「ホテルラバーズ」で死ぬほど怪しげなショップだけどちゃんと届きます。似合うのわかってる緑コンにするか、初めて買った青コンにするか迷いどころ。イエベだけど青コンつけてみたい。

 

さらに2月は「友達になって2年記念日」という重たい友情か⁉みたいなイベントも待っている。これは「フレンチが食べたいのにしかるべき記念日がないよぉ!!」と暴れていたら、友達がフレンチ食べるために制定してくれた記念日です。それは2年前のある日のこと、わたしは人数合わせに呼ばれて、ドライブと聞いた誘いに乗りました。ついた先は神奈川県の大山。がっちり山登りさせられてほうほうのていで帰ってきた。同行者はほぼ初対面。この日、わたしはこの子との運命的なファーストミートを果たしたのでした…めでたしめでたし。フレンチ食べたい。この日を半年くらい待ってた。

 

今年のバレンタインもアップルパイを焼きます。高校時代からこの日はアップルパイ。「チョコを食べ飽きたときのアップルパイはポイント高いだろう」という計算をしています。わたしのアップルパイはたっぷり敷きこまれたカスタードクリームと、甘さ控えめ食感しっかりめフィリングの2層構造。毎年焼くだけ焼いて、自分の口にはついぞ入ったためしがないので、今年は自分で食べてやろうと思う。さくさくにあっためて、おいしいバニラアイス(ラクトアイスではなく、ほんもののアイスクリーム)をかけて食べよう。アイスも家で作るか。楽しみだな!

 

旅行にも行きたい。友達と温泉行こうね!って話してたんだけど、学校で会わないと全然会話が進まないから、いけないかもしれない。これ見てたら、温泉に行く話をしていたのを思い出してね。