夜間飛行

丸をください

顔面考察

最近16分割パーソナルカラーとか顔タイプを見るのがひそかなマイブームだ。「盛り耐性」とか「骨格ソフトクラシカル ラブリー 違い」とか検索して遊んでいる。つまり暇人なのです。

 

これによって、今まで「イエベ秋・骨格ウェーブ・子供顔」くらいだった自分の認識が、「ディープオータム、次点ディープウィンター・骨格ソフトクラシカル・顔タイプアクティブキュート・PDキュートアバンギャルド」まで広がりました。全部自己診断なので(だって、プロに診断してもらうとウン万円するんだもん…)、骨格とパーソナルデザインは怪しい。けど割とあっていると思う。いつかイメコンのプロに見てもらいたい。

 

ディープオータムなのがわかると、「なんでイエベ秋なのにオレンジとかブラウンでもしっくりこないリップがあるんだろう…」という疑問が氷解します。みんな大好き、KATEのリップモンスターを例にとると、イエベだしいけるだろ~と買った「憧れの日光浴」(鮮やかで透け感のある明るいオレンジ)はほぼ発色しない。定番色の中で一番暗そうな「パンプキンワイン」(オレンジよりのブラウン)もいまいち物足りない。

 

結局一番しっくりくるのは限定色でブルべ冬向きといわれる「501年熟成ワイン煮」(暗くてひたすら濃いボルドーよりブラウン)。イエベとかブルべよりも「とにかく暗くて濃い」が大事らしい。リップモンスターは全部の色テスター用意してほしい。店頭のカラーチャートだけを頼りに色選ぶのバクチにもほどがある。

 

顔タイプはアクティブキュート、実際のところわたしはアクティブでもなければキュートでもないのだが、顔の造作はアクティブでキュートな作りに分類されるらしい。目に力があって、いわゆる「盛り耐性」がある子供顔。盛れるのはすごくありがたいんだけど、わたしは思うの、「盛り耐性」がある顔って、素材のままで戦えない、余白に耐えられない顔なんじゃないかしら。

 

濃いメイクが似合うので化粧のし甲斐があるとも言えるし、顔の余白をなんとかして埋めないと人権がないとも言える。濃いリップと下瞼のアイシャドウで中顔面を短縮し、ともすると三白眼気味の目を大きめのカラコンで埋める。元の顔にある程度の圧力があるので、しっかりしたメイクや個性的な服に顔が負けない利点はある。

 

友達に、身長体重が大体同じで、おまけにイエベ秋という子がいるのだが、我々から受けるイメージはかなり違っている。骨格のせいかな~と考えていたけれど、よくよく考えたら骨格だけじゃなくて顔タイプも正反対だし、16分割パーソナルカラーも違う。

 

わたしは盛り耐性ありの子供顔で、彼女は盛り耐性がない大人顔(多分ソフトエレガント)。二人で並んでいると、同い年に見えない時もあるらしい、すがすがしいほどの正反対具合である。確かに色を付けるのではなく、まつげや眉毛に力を入れている。素材の良さで殴り込みをかけられるタイプ。多分彼女のメイクをわたしがやると、「今日メイク忘れたの?」状態になる。そして彼女がわたしの暗いリップ、カラコン、太いアイライン、なんてやった日には(想像つかないが)、顔面の散らかりが大変なことになりそうだ。

 

パーソナルカラーも違う。わたしはさんざん言った通りとにかく濃く、暗く、のディープオータムで、友達は多分だけどストロングオータム。原色に近いような、赤や青の鮮やかな色が似合う。そんなこと何もしらない友達が、去年の夏に上下パステルカラーの服(上ライトグリーン、下ピンクのスイカバー配色)で学校に現れたことがあるのだが、やはり鮮やかな色の服のほうが似合っていた。パステルカラーが色あせているように見える。ちなみにわたしがパステル着ると、肌のくすみがとんでもなくひどく見える。必要以上に色黒に見えてしまう。我々オータムにパステルは鬼門のようだ。

 

そのあたりが理解できるようになって、無性に人を食べました…な新しいリップが欲しくなってしまった。この手のリップは国内のプチプラブランドには少ないのですが、良さそうなのがありました。フーミーのリップスティックのwant 。国内ブランドではなかなか見ない濃さ。大体、春というのはツヤ感があって明るい色のコスメが売りに出されますし、それがふさわしい季節ではありますが、今年の春は濃く暗く、これで行きます。