明日美容院に行くので髪型のお話をしようかと。
自分の髪型は眉で切りそろえた前髪に姫カット、色はほぼ黒の焦げ茶色。姫カットをいたく気に入っているのだが少々もさいのでどうにかしてこようと思う。ちなみに姫カットとはかぐや姫のように顔の横の毛をまっすぐに切りそろえた髪型のこと。最後に美容院に行ったのが三月の初頭なので実に五か月ぶりである。楽しみ。実は三月に行ったところで盛大に失敗され、えらくショックを受けたので明日行くところは大丈夫であることを祈っている。
お店に入ったときから雰囲気が悪かったというのもあるし、カットもカラーも上手ではなかった。まずカラーが全然入っていない。ほんとに染めたのか母親に聞かれるくらい。マロングレージュをお願いしたのに仕上がりは地毛色。間違いなく薬剤の配分を間違えている。カットも微妙。こちらの希望を伝えてもそれを否定されて勝手に切られてしまう。重さでくせが伸びているだけの天パなので薄く梳かれるとくせが出てきてしまい扱いに困ってしまう。勝手に梳かれまくられたが。
さらに姫カットを残してと頼んだのに「どう？？目立たなくなったでしょ？」と。すっかりスカスカになってしまい家で号泣した。私のアイデンティティを返せ。極めつけは前髪である。これが一番ひどかった。眉にかかるくらいに切りそろえてとお願いしたのだが片側は目にかかるくらい長く、もう片側はアーチ状になり、中心は眉上でスカスカになっている。自分で切った方がうまい。これで本当に大丈夫なのか確認したら一番ひどい中心部をさらに短くされた。もしかして嫌われてる？こうしてほしいというと「最近の若い子はこだわりが強いよね笑」と。は？？あなたのセンスを不安視しているだけです。「前髪カットに自信あり」ってスタイリスト紹介欄にかいてありましたよ？ねえ？「さわやかな香りと甘い香りのシャンプーどちらがいいですか？」とか聞いてる暇があったらもう少し上手に切ってほしかったです。ええ。
高校卒業して爆速でルンルン気分で美容院行ってきたのに非常に悲しい思いで帰路についたのである。あと首にカラーの時のラップ付いたままだった。あれ自分でとるんですか？家かえってめっちゃ泣いた。そしてホットペッパーに口コミを書いておいた。あと図解・カット失敗を友達に送り付けた。ごめんよ友達。さぞかし困惑しただろう。この場を借りて謝罪します。多分見てないけど。美容院とはそれなりにわくわくしていくところなので失敗されると大変残念な気分になる。まあまあな金額払ってこれかよ、とこのお金があればできたことや買えたものを考えて泣きたくなる。
もう某美容院の愚痴は止めます。ここホットペッパービューティーじゃないからね。
先述の通り自分は姫カットなのだが、これにかなりの執着心を抱いており、辞めることができない。すこし伸びると自分で切りそろえる。まっすぐ切るだけ。姫カットは校則がやたらと厳しかった母校でできた数少ない自己表現だったのである。誇張ではない。肩にかかる髪はまとめ、ヘアピンは黒のみ。ヘアゴムや髪飾りは白黒紺茶のみ。パーマ、カラーはもちろんダメ。ほぼ中学生のような校則である。しかし姫カットは誰にも注意されなかった。姫カット禁止なんてどこにも書いてないかったし、触覚はセーフだったので。そのためかうちの学年は姫カットが多かった。ひとクラス約40人で10クラス全員女子。そのなかで姫カットは4人いたので特殊な髪型のわりに普及していたように感じる。
そのうち6組の姫カットの子だ、みたいな認識になると姫カットに愛着が湧いてくる。友達にもいい感じじゃんなどと言われさらに髪型が気に入る。そして校則から解放され自由意志で髪を染めたりできる今になっても辞めることができない。気に入っており約2年苦楽を共にしてきた姫毛(姫カットの短い部分のこと)と別れるのはつらい。でも顔周りが重たく、幼い印象になってしまう。高校時代は後ろ髪を三つ編みにまとめていたので顔周りが重たくてもバランスが取れていたのだが今はそうはいかない。これは明日担当してもらう美容師さんに相談してどうにかしてみようと思う。
実はボブにしたいのだがボブが死ぬほど似合わない(失敗経験あり。これは美容師さんではなく私の顔が悪い)ので、顔周りだけ短い姫カットは疑似的ボブができてボブの気分が味わえるという点でも気に入っていた。悲しいほどボブが似合わない。なんで。
高校に話を戻すが、手芸に使うようなリボンも咎められなかった。普通髪の毛にリボンをつけるときははじめから蝶結びのリボンが付いたゴムを使うが、私は手芸用リボンを使っていた。これはかなり可愛く、ポニーテールにする時は絶対に着けていた。紺色の幅広リボンがお気に入りで、放課後遊ぶ予定がある時はたいていこれだったと思う。姫カットにしてからはポニーにすると「天草四郎」とからかわれたが…
明日の美容院当たりだといいなぁ…夏はそれなりに予定があるから小綺麗な感じになればいいなとおもっている。
おわり。
