夜間飛行

丸をください

野沢菜を電車に置き忘れた

先ほど草津旅行から帰ってまいりました。

 

久しぶりの遠出だったのでとても楽しかったです。くらーい性格の私でも泊りがけの旅行に行ける友達を大学で見つけることができました。有難い、得難いことです。


タイトルに書いたように私は野沢菜漬けを電車かどこかに忘れてしまいました。あ〜終わっちゃったな〜虚無ゥ〜みたいなテンションだったんですけど「野沢菜が無い」という事実に直面してそのような感傷はぶっ飛んだ。


たかが野沢菜、と鼻白んでも構わないのだが、私は野沢菜を食べることをそれはそれは楽しみていた。買ってから時折袋から出して「野沢菜♡」みたいな喜び方をしていたはずだ。それを電車かバスに忘れてきてしまった驚愕と自責の念は尋常じゃない。予定では朝ごはんに食べるつもりだったのに私の野沢菜はJRかどこかの忘れ物保管所か放置された漬物を持って帰るツワモノの食卓の上である。


悲しみに暮れてさよならして15分の友達に電話をかけた。駅前の交差点で「私の野沢菜!私のがー!!」なんて切実かつ馬鹿馬鹿しい叫び声を上げる大荷物の女にすれ違う人々は冷たい目線を送ってくる。私にとってお土産の野沢菜漬けは大切な食品だが半狂乱で野沢菜野沢菜!と叫ぶのは傍目から見ていておかしいだろう。


そんなわけで私は明日電話して「野沢菜の落とし物ありませんか」なんて言わなきゃいけないのだ。どうしても食べたいので執念で回収する。