夜間飛行

丸をください

近況報告2022.2.1

ごきげんよう、わたしは期末課題をすべて終わらせ、春休みに入りました。ちなみに2月は平日のほとんどにほぼフルタイムのバイトを入れているのでまったく休まりません。

 

今期こそはひとつくらい期限に間に合わない課題が出てくるだろうと、おとといくらいに危惧しておりましたが(土曜日の段階で白紙の重ためレポートが三つあったので)、案外終わってくれるものですね。狙った単位は落とさないのです。わたしは狙った獲物は絶対逃さなくってよ!

 

……ごめんなさい、うそうその嘘です。人生でたくさんのものを落とし、逃してきました……草津のバスに野沢菜漬けを忘れました(回収できました)。定期券を新宿に落としました(交番に届いてました)。自転車の鍵を落としたので今使ってるスペア鍵は絶対になくせません。カフェでバイト始めて初日に高そうなグラスを落として割りました。高校は第一志望に落ちました。大学も第一志望に落ちました。中学は一校だけ受けて落ちましたが補欠で拾ってもらえました。英検二級も一回落ちてます。ライティングが0点でした。二限に行くための早くもなんともない時間の電車すらも逃しています。大抵目の前でホームドアが閉まります。こんな感じですがなぜか単位だけは守れています。電車の網棚にパソコンと家の鍵が入ったカバンを置き忘れたこともございません。

 

そして課題に追われているうちに二十歳になりました。今のところ年金を払えとのお達しがお上から来たくらいで、特に変わり映えはしておりません。あとは合法的な飲酒でしょうが、家で親の前でお酒を飲むのも気が引けます。タバコも吸いません。持論ですがタバコを二十歳まで我慢できるような人はそもそもタバコを吸おうと思いません。世の中の成人はみんな1万6000円も払っているのですね。すごすぎるだろ。まったく友達から年金の愚痴が聞こえないので、みな静かに必死に払っているのでしょうね。えらいですね。わたしは甘ったれ娘なので親と協議の結果、6000円を自分で払うことになりました。ありがたいですね。わたしが払った年金が心穏やかに暮らしているお年寄りに届いてほしいですね。絶対バイト中に意味不明ないちゃもんクレーム電話を入れてきたじじぃの懐には入ってほしくないものです。

 

かわいそうに、わたしの妹は今日はついてない日のようです。受験なので妹の学校はお休みなのですが、その間の課題として家庭科の作品を仕上げる、というものがございまして、妹はミシンに苦戦しておりました。なぜなのでしょう、うちのミシンは縫うまでの作業がうまくいかないミシンなのです。縫うためのスタートラインにつくまでが大変です。妹も下糸に苦しんでおりました。いざ縫い始めても厚手の生地で針が止まってしまいます。わたしは春休み逃すまじと爪の手入れをしながらアニメベルサイユのばら第28話「アンドレ青いレモン」を鑑賞していたのに、針が動かなくなる度に妹に呼び出されてはかどりません。「アンドレ青いレモン」はオスカルさまとアンドレとフェルゼンが人生のどん底状態で苦しむ、アニばらでも重要な話なのですが…そういえば去年の今頃もアニばらにはまって全話通して観ておりました。課題に追われると、人はアニメをみたくなるのでしょうか。結局妹は何を入れるのか使途不明なびっくりするほど何も入らなさそうなトートバッグを手縫いで作ることにしたようです。妹曰く、学校の鞄に入りきらない荷物を入れるのに使うそうですが、そのトートに入るものでしたら普通に鞄の中に押し込められると思います。

 

彼女の不運は続きます。それは爪にやすりをかけてスクエアオフに整えることに余念がなかったわたしが発端となっているのです。その時「アンドレ青いレモン」を見終え、宝塚の90年花組のフェルゼン編、通称「踊るフェルゼン編」を鑑賞しておりました。今日はベルばらワールドに浸りたい気分だったのです。お許しくださいませ。わたしはヅカばらの「今宵一夜」(ヅカばらきってのラブシーンです)で今の今まで男言葉だったオスカルさまが急に女っぽい口調で「わたしはアンドレ・グランディエの妻になりたいのです」と言うシーンに非常に違和感を覚えるタイプなのですが、「踊るフェルゼン編」の安寿ミラさんのオスカルさまはちゃんと男言葉でセリフを言ってくれるので好きです。わたしは宝塚に詳しくないし、興味ない方はものすごくつまらないと思うのでこの辺りでヅカばらのお話はやめにしましょう。

 

どこまででしたっけ、そう、フェルゼンが自邸に来たメルシー伯爵にブチ切れているシーンでした。わたしは爪に塗ったネイルオイルをふき取りたいと思い妹にティッシュを取ってくれとお願いしたのです。ティッシュボックスは妹にどいてもらわないと取れない場所にあったのです。それで針が動かなくてじれていた妹は力任せにティッシュを引き抜き、勢いで不安定な場所にあったボックスは床に落ちながら、木製の割と鋭い角で家の壁を傷つけてしまったのです。困りました。我が家は家のどこかに傷を作ると母親がひどく怒ります。ずっと住む家に消えない傷がついてしまうので、怒る母の気持ちはよくわかります。そりゃそうです。無理もございません。わたしは以前寝ぼけて二階の階段の手すりみたいな部分においてあったアロマポットを落として一階の床が傷ついた時、大変怒られました。父は寝室の床に何かを落として床をへこませたとき、大変怒られました。母はフライパンを落として台所の床に大きめの傷を作り、自分自身に怒っておりました。

 

母親の帰宅までまだ時間があります。妹はティッシュを取るように頼んだわたしに責任があると言いました。確かに、わたしが頼まなければ壁に傷はつきませんでしたのでこの事件の発端はまちがいなくわたしにございます。しかしこれを認めて負けるわけにはいきません。少し前、妹は母にお米を炊くように言われて、炊き方を知らないくせに適当に炊いたためごわごわのひどいごはんが大量にできてしまったことがありました。二合炊くようにと言われたのに、なぜか炊飯器の目盛りの4合まで米を入れ、お水を勘で入れたようです。意味が分かりません。わたしはこれをダシにすることを決意しました。「お母さんがあなたにお米を炊くように言って、あなたは失敗していたけど、これはお母さんのせいになるのかしら?」と言いました。わたしの勝ちです。かわいそうな妹はこってり絞られておりました。あまりにかわいそうだったのでわたしにも非があるということは正直に話しました。

 

妹の不運はまだ終わりません。妹は明日学校の友達とディズニーランドに行く予定だったのですが、そのうちの一人が濃厚接触者の濃厚接触者になり、急遽いけなくなってしまったのです。デルタ株が落ち着いてコロナ終息か?といった頃から皆の予定が空いてる入試休みの時期にディズニーに行くことを計画していたのであまり彼女らを責めないでいただきたいのです。チケットは妹が全員分取っています。お金は明日徴収する予定らしいですが中学生なのでキャンセルの子はお金のことまで気が回りません。チケット取ったりお金を立て替えたり、実行のために奔走しているとこういう気の利かなさに疲れてしまいます。最近はディズニーのチケットも結構高いです。妹はチケット代を取りはぐれてしまうのでしょうか。面倒くさいですね。ディズニーは時間もお金もかかる特別な遊びなので何らかの問題があるとすぐ遺恨が残ります。わたしもディズニー絡みで散々遺恨を勝手に残しているので、しっかりディズニーでは気を付けるべしとアドバイスいたしました。この話もしたかったのだけれど、ちょっと長いので次に回します。

 

この記事は大体3000字で、15分くらいで書いているのだけれど、レポートはこの分量でも何時間も、ひどい時は1.5日かかってしまいます。どうしてなんでしょうね。次回は「恋は盲目」ディズニーの遺恨を語る会になりそうです。デュエルスタンバイ!

 

それでは、ごめんくださいませ!