わたくしのなけなしの乙女心を全部麗しいオスカル様に持っていかれておりますのよ…ごきげんよう。きょうのベルサイユは大変な人ですこと…
急な茶番失礼いたしました。
自分は行き当たりばったりで生きているのでほぼノープランで一人旅に出るし、フィーリングで出願する学部を決めたり、直感で部活やサークルを選んできた。それで今回の必修のブックレポートと自由研究のテーマも行き当たりばったりに決めた。それが冒頭のベルばらに関係がある。
私は自由研究のテーマが思いつかなくて大変困っていたのだ。やりたいことやほしいものは沢山あるはずなのにいざ何をやりたいのか何が欲しいのかがいまいち分からないことありません?ピッタリくるテーマが思いつかない、でも締め切りは近づいてくる…と非常にやばい状態だった。
やりたくないことをやらねばならない怠惰な人間の常として私は現実逃避のためにLINEマンガを見ていたのだ。少し前から読み進めていたベルサイユのばら。そして突然閃いた。オスカル様を題材にすればいいんじゃね?ジェンダーとかサブカルチャーとかの側面から社会学っぽくできる。いける。かくして私は必修のため!と自分に言い訳してYouTubeで宝塚の公演やアニメ版ベルばらを見まくっている。おかげさまで他の課題に着手できていない。
必修のためにベルばら読み始めてしばらくは普通に読んでいたのだけれど最近個人的にオスカル様を好きになり過ぎている。これはまずい。
どうして男装の麗人はこんなにも魅力的なんだろう。
男装する女性・女装する男性の描かれ方を考えてみた。「ライチ☆光クラブ」のジャイボは男の子だし学ランだから女装はしていないんだけどかなり美女的な外見を持っている。「少女椿」のカナブンはポニーテールを靡かせる女の子の恰好。異性の装いをするキャラクターはひときわ見るものの目を釘付けにする。
なんなんだろう、男の汚いところも女の嫌なところも見えないからだろうか。でもジャイボなんて綺麗なのに汚いし嫌な性格してるんだよなぁ…それとも汚いし嫌な性格だから両性具有的な美が映えるのかしら。難しいね、こんなんじゃ必修がただのマンガ読んで終わるイベントになっちゃう。どうしようかなぁ、とりあえずブックレポートを書かないとなぁ…