夜間飛行

丸をください

近況報告2023.3.26

退屈である。雨ばかり降っていて、どこにも行けない。

 

なんだかよくわからないまま、ぼんやりとしたまま3月が終わっていきます。本当に何もしなかった。無為。つまらない。何もしなくていい生活、ものすごくありがたいけど、2か月もやっているとだいぶ飽きがきます。このブログも家族ネタばかりです。

 

そして孤独である。友達は就活、家族も前頭葉が縮みはじめたせいで短気になってきた父、いろいろ重なって「大殺界」を自称しているお疲れモードの母、反抗期で始終不機嫌を顔に張り付けている妹、トイプードルとあまりあてにならない。母の愚痴を聞き、トイプードルを吸い、妹には無視され、父は話がかみ合わず、まともに話ができない。たまにかかってくる友達からの電話がうれしい。

 

妹は最近、友達と遊びに行く、といったのに実は彼氏と出かけていたようで、家じゅうからひんしゅくを買っています。もうすぐ中学三年生、さんざん馬鹿にしていたわたしよりもはるかに低い成績で、そんなことしていて大丈夫なんでしょうか。

 

しかもデートに、金メッキのださださのチェーンのネックレスをつけて、へたくそなアイラインを引いて出かけています。理解不能です。品がないのです。この家は、庶民の家ですが、いちおう常識と品性は養われる家です。なんでこんなに、頭が悪そうで、品のない格好になるのでしょうか。

 

わたしだって、そんなに上品・清楚なたちではありませんが、一応、最低限の品性を保ちながら下品なことをしているわけです。ポリシーがあるのです。(そう見えなかったらこっそり教えてください)なんで、なんでこんなに無教養、美的感覚ゼロ、みっともないのでしょう。彼氏も彼氏です。ろくにセットもできないのなら、マッシュなんておやめなさい。

 

もう2か月も出歩いてないので、夜7時くらいでも、暗くて怖いな、と思っています。怖いし、特に用事もないので早く帰宅します。すっかり品行方正のいい娘になりました。2か月ですぜ、奥さん。2か月あれば、この世に生まれ落ちた新生児が、ただ泣くだけだった新生児が、声を発したり、表情が豊かになったりするのです。

 

遅い時には12時頃に帰宅していた人間と同一人物には到底思えません。そのころ7時なんて、夜のうちにも入っていませんもの。歌舞伎町のバッティングセンターでテトリスをした夜、新宿南口の駐車場でモスコミュールを空けていた夜、日付が変わってから渋谷でカラオケをした夜、学校から東京タワー目指して歩いた夜、もう遠い昔のことのように感じます。戻ってきてくれないかな。

 

今のわたしは、本当に、生きている感じがしない。TwitterのBIOに、最近ずっと「生きてる感じするかって聞いてるの」と書いてあります。大体ここは「絶対女の子がいいな」「おばさんになっても抱きしめて」「メアドが変だから好きじゃない」など靖子ちゃんの好きな歌詞を入れていることが多いのですが、最近は、オリジナルの言葉です。己への問いかけです。生きてる感じするかって?否、全くしないのです。眠っているように、ただ息をしています。

 

他者への最高の煽り文句に「生きてて楽しいの?」という問いかけを用いるわたしですが、わたしは今楽しくありません。ありがたいんだけど、本当に暇ってありがたいんだけど、本当に退屈です。世界が狭いのです。楽しくないので、こんな駄文ばかり生み出しています。バイトに行って、時間がたつのをじっと待ち、バイトのない日は延々と歩いて地元のイオンやドンキに行って、でもほしい物がないので特に何も買わずに帰る、という生活をしています。

 

さっきから本当にしつこいんだけど、暇って本当にありがたいのです。退屈を恐れるなんて、ロココの貴族みたいで、優雅じゃありませんか。凝ったご飯を作れるのも、トイプードルを膝にのせて昼寝できるのも、ゆっくり本を読めるのも本当に暇だからできることだし、わたしは長いことこの暇を渇望していた。さっき、一番人生がうまくいかなくて疲れて病んでいた時のメモを見つけて、その追い詰められ加減に戦慄した。確かに、これはそれなりの長さのお休みが必要だった。でも、2か月たつと暇のありがたみも薄れてくる。もっと、短い、1週間くらいの休みを、頻繁にとれたほうが、ありがたみをキープできると思う。

 

とりあえず、もうすぐ給料日なので、3月は労働をしました、ということでよしとしましょう。BABYのブラウスを買って、4月はロリィタ着てお出かけしましょう。高野フルーツパーラーでこの季節に出ている、苺のパフェでも食べることにいたしましょう。

 

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散歩しながら、いろんな音楽を聴いている。偶然プレイリストの順番が、winkの「私たちらしいルール」、杏里の「悲しみがとまらない」の順だった。

 

「私たちらしいルール」は「好きだけど友達の彼だから斜め前の席に座るのが精一杯。あなたと出会うのが少し遅かっただけなのに…」っていう趣旨。「悲しみがとまらない」は「あの時、彼と友達を会わせなければ、友達も恋人もまとめて失うことはなかったのに…」みたいな話。なんだか同じ話を別視点で見てるみたいな歌が並んで、ちょっとおもしろかった。あとは、彼女の友達と浮気したクソ男視点の歌があればパーフェクト。